Gallery FACE TO FACEでの個展、無事終了しております。そして、なんと『アートコレクターズ』No.185、2024年8月号、90頁の「編集部のこれが欲しかった!」というコーナーにて、個展の作品を紹介していただいております。ありがたや!
「私の外側が全て内側になりました」というタイトルの小品を展示したのですが、とても面白い考察を書いてくださいました。ぜひみなさま読んでみてくださいまし。
タイトルはいつも、自己批評を兼ねて作品が仕上がってから考えます。この名付け作業、あまり重要視してこなかったのですが、タイトルを起点にイマジネーションが膨らむお客さんもいるようで、今では作品を介したコミュニケーションの一興になっています。
この作品も、タイトルのおかげで新たな解釈が生まれました。このアートコレクターズ編集部のKさんの文章によって、私も自作の新たな要素をたくさん発見することができました。
確かに、私の内臓って「私」にとってあまりにも複雑で認識できない、とても「外部」のものだったりしますよね。いつも観念論テイストがやたら強い私の思考ですが、この絵の透明人間の、消しきれない「肉感」がなんだか気になってきました。詳しくは雑誌本編をご覧くださいね😀
ご覧いただいた皆様、ご購入いただいた方々に改めましてお礼を申し上げます。また、初めてお声がけいただき、オモシロイ企画を一緒に考えてくださったギャラリー主・山本さんにも、深く感謝申し上げます。
自己紹介がてら展示させていただいた旧作の銅版画etc、そして特に新作が好評でなにより。私にとって大変嬉しい展覧会となりました。
展示活動では、また9月にお目にかかります。私にとっては珍しいデパート展示ですが、きっとまだ暑い最中ですから、ギンギンに冷えた都会の商業施設はいいですね!